店舗内装

面白いお店。

私は、「面白いお店」がいくつかあると、その街は面白いと感じます。
雰囲気がおしゃれなお店、個性的なお店、小物使いが素敵なお店、何だか安心する居心地の良いお店、何某が抜群に美味しいお店、うんちく店主がいるお店…etc
それらを私は「面白いお店」と呼びます。
そのお店一つは、街という単位で見ると小さな点です。
一つ一つは小さな点でも、点と点を人が歩くと動線になり、線が交わると街という面になり、「面白い街」となります。
だから私は、街をデザインする気持ちで一つのお店と向き合い、デザインする様に心掛けています。

繁盛店の条件。

東京で12年、仙台で10年以上、デザイナーとして様々な店舗内装をさせて頂きました。
居酒屋やカフェなどの飲食店内装、エステや美容室などのサロン内装、スポーツジムやインドアゴルフ、オフィス内装…etc
また仕事柄、話題のお店や何代も続く老舗などの繁盛店にもアンテナを張っています。

私の個人的な分析では、繁盛店はとてもシンプルな要素で構成されています。
「立地、商品力(接客)、空間デザイン」この3つがバランスよく交れば、繁盛店が出来ます。
しかし、シンプルだからこそ難しいものです。
一見すると商売に不向きな立地でも、その地域に商品がマッチし、再訪したくなるような丁寧な接客と、再訪したくなるような居心地の良い空間であれば、きっとお客様は再訪しそのお店は繁盛しています。

内装工事が始まるまでには、何回も何回も打合せを重ねます。
物件契約前の設備等の内装チェックから始まり、融資の際の事業計画書のアドバイス、開業までのスケジュール管理、設計、デザイン、見積り…etc
時には、立地や客層などのマーケティング、メニューやサービス内容にまで意見を求められる事もありますし、その際は、少しだけ口うるさい一顧客として正直に答える様にしています。
その分、開業のお手伝いをしたお店がTVや雑誌に取り上げられた時、SNS等で賑わっている様子を目にした時は、お客様以上に嬉しいかもしれません。

経験と感性。

私が店舗デザインをする上で最も大切にしている事は「無駄の無いレイアウトと居心地の良い空間造り」です。シンプルですが、これもまた簡単ではありません。
無駄の無いレイアウトをするには、経験が必要です。居心地の良い空間を造るには、経験に加えて感性が必要です。

私も店舗内装の経験値では中堅の域に入って来ましたので、様々なノウハウを持ち得ています。
東京で培ったものを、宮城・仙台で磨きをかけ、これからも「面白いお店」をつくっていきたいと思います。
小さな点が線になり、面になり、宮城・仙台の街が面白くなる様に、これからも貢献したいと思います。